バランスの良い食事をしましょうって、よく言われませんか?
バランスの良い食事ってなんでしょうか?
年齢や性別でも違う。
妊婦さんは葉酸をたっぷり補給しましょうと厚生労働省も言っている。
妊婦さん以外は葉酸は必要ないのでしょうか?
運動量が多い人、ほとんど運動しない人が同じような食事でいいのでしょうか?
あなたにとって、バランスの良い食事について考えてみませんか?
厚生労働省「食事バランスガイド」
厚生労働省のバランスガイドをみると・・・
けっこう、これを毎日クリアするには、大変な努力が必要だと感じる。
そして人によっては、太ってしまうのでは?
アレルギーや好き嫌いがあったらどうする?
一人一人理想の食事バランスは違う
食事バランスは、その人の解決したい悩みや症状や生活環境によって違います。ガイドラインは健康な人を基準にしたものです。
正しい食事バランスではなく、自分に合った適正なバランスをみつけましょう。
食事でどんな悩みを改善したいのか?
あなたの解決したい悩みや症状はなんですか?
- 血糖値が高い
- 血圧が高い
- 膝が痛い
- 疲れやすい
- 腰が痛い
- とにかく痩せたい
- アトピー性皮膚炎
- 更年期障害
- 集中力アップ
- 体力アップ
- 坐骨神経痛
- 線維筋痛症
- 慢性疲労症候群
- メタボリックシンドローム
- 健康維持
- 認知症予防
- うつ病
- 不眠症
- 高脂血症
- 肌荒れ
- ニキビ
- しわ・たるみ
私はこのような悩みや症状を解消されたい方々に食事指導、アドバイスを行なっています。
お肉をもっと食べましょう!っていう場合もお肉は減らしましょうって言う場合もあります。
全く逆なことですが、相手が変わればアドバイス内容が変わるのは当然です。
症状や悩みに合わせた食事指導をするために
症状や現在のカラダの状態が違うので、食事療法、食事指導の内容が変わるのが当たり前。
アレルギーなどがある場合は特に同じ指導はできません。
そして症状や悩みが同じでも、生活環境が違うので同じアドバイスでは意味がないのです。
外食やコンビニ食がメインの人と家族が食事を作ってくれる人に同じアドバイスで結果が出るわけがありません。
魚が嫌いな人に魚を食べましょうと言っても難しいですよね。
- 現在薬を服用しているか?
- 運動はしているか?
- ストレスはどのレベルか?
- 睡眠時間と睡眠の質は?
- 嗜好品は?
たくさん、教えてもらうことで結果の出る食事指導ができるのです。
クライアント、お客様に協力してもらう
1人1人に合わせた食事療法、治療方法をみつけるためには、クライアント、お客様の協力が必要です。
毎日の生活を教えてもらえないと、ガイドラインのような話しかできません。
- お酒を毎日飲みたい!
- 甘いものはやめられない!
- おなかがすくのを我慢したくない!
- 運動をしたくない!
なんでも教えてもらうようにしましょう。
痩せたいけど、甘いものはやめたくない。
健康にいいことをしたいけど自炊は無理など、言いにくいことがあります。
また、これは関係ないかなとお客様が勝手に判断して聞き出せないこともあるかもしれません。
こんなこと言ったら、怒られるかなと悪習慣を内緒にするかもしれません。
しかし、できないことはできない。ダメなこともやめられないなら、ガマンの生活を強制する必要ありません。
どんな方でも最終目的は「快適に自分の人生を送る」のはず。
今の痛みや悩みがなくなることだけを考えていると、ガマンするを選んでしまいます。
まとめ
一概にバランスの良い食事を定義することは難しいことがわかっていただけたでしょうか?
正しいバランスより、その方にベストなバランスを考えてアドバイスすることがポイントです。
疾患がある場合は特に注意が必要です。カラダにいいはずのビタミンやミネラルが毒になる場合もあるのです。
わかりやすい例だと、腎機能、肝機能が低下している場合は、プロテインを飲むのはマイナスになります。
三大栄養素のタンパク質がカラダに負担をかけるなんてびっくりです。
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一人一人に合わせた食事指導ができるように、当協会では医師に毎月食事指導術のセミナーをお願いしています。
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健康維持に食事が大切だということを知らない人はいないが、健康維持のための食事内容など詳しく説明できる人はいない。バナナがいいとか、納豆がいいとかテレビでよく見かける○○ネタが溢れている。本質を知ることで、一人一人に適切な食事指導ができるプロを育てるのが目的。
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